大切な家族アルバムみたいなエッセイ、『ママはキミと一緒にオトナになる』刊行記念トークイベントに行ってきた

ライターの師匠、さとゆみ(佐藤友美)さんと、朝日新聞社のウェブメディア『かがみよかがみ』の編集長・伊藤あかりさんの対談イベントに行ってきました。
さとゆみさんの子育てエッセイ『ママはキミと一緒にオトナになる』の刊行記念で開催したイベントで、司会は小学館webメディアkufura編集長の佐藤明美さん。

みなさん私にとってはアベンジャーズくらいヒーローな憧れの方々。
「子どもを産んでできるようになったこと」
「ライターとエッセイストはどう違うのか?」などのトークテーマで語られるお二人の話はとても刺激的でした。

さとゆみさんの言葉で心に残ったのは
「母親にしかできないことは『産むこと』。産んでしまえば子どもは社会のものになるから大丈夫。」
「ディスられるの大好き」
「朝令暮改。いつでもいろんな人の話を聞いて変わりたい」
とか。
「ディスられるの大好きって言うくらいメンタルが強いのはどうしてですか?」という伊藤さんの質問に
「いろんな人の話を聞きたいから」って答えていたと思います。

伊藤さんの言葉では
「子どもがいるからした選択が自分の人生をおもしろくする」
「24時間仕事をしなくなって残念に思うこともあるけど、もう一つの道も楽しいことが見えてきた」
「人生って、ゴールに行くことだけじゃないと気づいた」
など。

ひたすら楽しかったなぁ。

イベント冒頭で、さとゆみさんがお子さんの夕食の注文を忘れていたことに気づいて、トーク中にウーバーの注文をしていたのは笑えた。

さとゆみさんのエッセイ『ママはキミと一緒にオトナになる』は、うっかり読み始めるとずっと読んじゃうんです。
気づいたら涙が出ていたり、微笑んでいたり。
なんか、昔のアルバムを見ているみたいな感じですかねぇ。
子どもがいない人も、きっとご自分の親とのことを思い出すと思います。
さとゆみさんの物語を通して、自分の家族のアルバムをめくる感じ。
そんなすてきなエッセイだと思います。

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