ものもらいにかかりました。昨夜から左目が痛くて、これは危ないぞと思い、抗菌薬を点眼していましたが、今朝、見事に腫れておりました。眼科で抗菌点眼薬と抗生剤をいただき、1日服用して少し落ち着いてきました。
それはさておき、やっと、「羊と鋼の森」(宮下奈都 著/ 文藝春秋 )を読み終わった。
2016年に第13回本屋大賞を受賞して知り、読みたいな~と思っていて、読書家の友人の直井くんがもう読んでいて、「おもしろいよ~」と言われて、もっと読みたいな~、と思ってから早3年。
その間、映画化もされて( 2018年6月8日公開 )、まだ読んでないからって予告とかも見ないようにして、今やっと、この記事を書くために予告動画をみたら、うっかり泣きそうになる(笑)。
おそっ!
と、誰かつっこんでください。
予告を見たら、外村以外のキャストはイメージにぴったり! 特に双子姉妹が上白石姉妹というのが、コーフンする! 外村が山崎賢人というのがちょっと意外。小説に描かれている外村は、なんていうか、無色で、どんな人にも当てはまる人物像な気がするから。あぁ、見たいなぁ、映画(いまさら!)
小説自体は、私の好みとは少し違った。
トーンが一定というか、ずっと静かな感じがした。物語や文体のアップダウンは感じないのに、でも、静かに情熱的なところもある。外村という主人公のせいなのかな。
でも双子姉妹が現れるシーンは、みずみずしくて朗らかで、読んでいるだけでこっちの気持ちが彼女たちに引っ張られる。外村の調律の先輩たちとのエピソードも、何か特別な事件があるわけではないのに、先輩たちが話す一言に、どきり、とする。
ゆっくり読みすすめるうちに、感情移入してしまって、通勤の東横線の中で涙をこらえて何度上を向いたことか。取り立てて感動的なエピソードがあるわけではないけれど、外村のひたむきさ、ピアノへの情熱、周りの人たちへの真摯さ、自分に感じるもどかしさ、などがずーん、と胸を打つのだ。
で、読み終えた今、この心の中の幻影を、ぜひ実写で味わいたい! という気分。
最近は「蜜蜂と遠雷」 (恩田 睦/幻冬舎) も映画化されていて、こちらも早く読まなければ!
私はエレクトーンは習っていたけれどピアノが弾けなくて、憧れがとても強くて、何よりピアノが大好きで、ピアノに関する作品をよく見る。以下はこれまで鑑賞したピアノ関連の作品。思い出すだけでこんなにあるんだなぁ。
- のだめカンタービレ(二ノ宮知子/講談社)
- ピアノの森( 一色まこと/講談社)
- 四月は君の嘘(新川直司 /講談社)
- ピアノレッスン(ジェーン・カンピオン/監督)
- シャイン (映画) (スコット・ヒックス/ 監督)
- Ray/レイ (テイラー・ハックフォード/監督)
- 戦場のピアニスト(ロマン・ポランスキー/監督)
- フジ子・ヘミングの軌跡(フジテレビ)
だから自分の子どもにはピアノを習わせたくて、完全に親のエゴで、娘にはピアノを続けてもらっています。彼女の明るいピアノの音色を毎日聞くのがとっても楽しみで、幸せです。(私が弾けるのは「エリーゼのために」くらい)