子どもの学芸会や運動会のために買ったデジタル一眼レフ。最近はほとんど出番がなくなり、引き出しにしまったままになっていた。一眼レフを持っているならカメラが好きなのかというとそうではなくて、カメラにオートモードや、子どもモード、運動モード、など便利な機能があって、シャッターを押すだけでなんとなくきれいな子どもの写真が撮れるから便利、というだけで使っていた。
私は昔から写真を撮るのがヘタで、おいしい料理もまずそうになってしまう。仕事ではプロのカメラマンさんの画像データをセレクトしたりしていたので、より一層、自分の写真の腕前の残念具合がわかってしまうのだった。
少しは自分で撮影も込みで取材もできたらいいなと思い、以前パートで働いていた編集部の上司で元新聞記者の方に、F値のこと、明るさのことを含め写真の撮り方を教えてもらったのだが、そのときは難しいと感じてしまい、なかなか飲み込めなかった。
ずっと「カメラは私には難しくてきっと無理だなぁ。」と思っていた。でも、「うまく撮れるようになれたらいいなぁ。」という憧れは持ち続けていた。そんなとき、この本を見つけた!
『カメラはじめます!』こいしゆうか著 鈴木知子監修(サンクチュアリ出版/1320円)
・・・覚えることは、3つだけ?! 本当ですかっ! 3つのことを覚えるだけで今よりいい感じに撮れるようになるなんて、やるしかないじゃないか。というわけで読んでみることに。
著者自身ももともとカメラに苦手意識があって、それをプロにレッスンしてもらう流れがマンガで描かれているので、私のような初心者&苦手さんにもとってもわかりやすかった。30分くらいでイッキ読みして(それくらい読みやすい)、もう、やる気になった私。3つのポイントだけ覚えて、とにかく試しに撮ってみることに。
まずは自宅の庭にある梅の実で、F値を小さくしてまわりをぼかす方法で撮ってみた。
続いて、家の前道路脇に咲いているツツジ。
構図もちょっと意識。
続いて、公園のこども文化センターの花壇にあったコスモス?
次は、F値を上げて、明るさをプラスして、こもれびにチャレンジ。
なんと、太陽の光のすじが撮れた!
ここで読書したいな〜と思うくらい気持ちのよい午後だったんですが、ちょっとその気持ちよさが出てるといいなぁ。
そして、公園のツツジ。
はじめに撮ったツツジよりこっちの方が好き。
いつもの自分の写真よりも、かなりいい感じに撮れたかも! こういうふうに撮りたいな、とイメージしたものが実際に撮れると、「ルン♪」となる。ほんの30分くらいの練習だったけど、とっても楽しかった。次は森林公園に出かけて撮ってみたいなぁ。まだまだ初歩の初歩だけど、この「楽しい!」って気持ちが、いいなぁ。苦手を少し克服できて、一歩成長できたこともうれしい。撮った画像をPCに入れて、画面で見てみる時間も楽しい。
娘の推しがSnowManの向井康二くんで、彼の影響で娘も少しカメラに興味を持ったみたい。この本を読んだことで、康二くんが普段ブログやAERAの連載(「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」)で話している内容も、少し理解が進んだ気がします。
写真って、光をどう操るかなんだなぁ。
引き出しにしまったままになっていたわが家のデジタル一眼レフくん。さあて、これから出番が増えるかな?